2010/01/14

銀座の大人メシは、「期待」と「不安」がうらはら…。

~高級食材を堪能する銀座 「和の逸品」~

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[エリア 銀座] ジャンル 和食

銀座ロビー

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新メンバーを歓迎しようかと…。

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みなさんこんにちは。ジンです。
ご挨拶が遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

さて、この冬から僕らの『グルメR25』に
新メンバーが加わったのをご存じでしたでしょうか。
すっかり腹黒キャラを見透かされた「テツ」のことです。

彼はシンシンの後輩であり、僕の部下にあたるのですが、
まだ異動してきて日が浅く、新しい仕事に「期待」と「不安」半々の時期だと察します。
今日はそんな彼の不安を取り除き、これからがっつり仕事をしてもらうため
サシでうまいものを食べに、銀座へ連れ出すことにしました。

最近知った良質な和食のお店「銀座ロビー」のおいしい料理を食べれば、きっと明日からの仕事に対する心構えも変わってくれることでしょう。

ジン 「銀座でメシでもどう?キミの歓迎会ということで、うまいものでも食べようよ」
テツ 「銀座ですか?激しくいいっすね!で、でも…銀座は高そうじゃないですか…あまり行ったこともないですし…」
ジン 「何言ってんだよ!今日はもちろんおごるからさ」
テツ 「さすがジンさん!カッコいいっす!ぜひお願いします!」

 

銀座の真っただ中へ

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打合せ先から銀座駅に到着。
松屋の前を抜けて、「銀座ロビー」に向かいます。

僕にとって銀座は、職場からほど近い日常の延長で(夜の銀座は別モノですが)
わりと安心して歩ける街なのですが、
あまり慣れていないようすのテツは、明らかに落ち付きがありません。
何この距離?という近さでピタリと後をついてくるのが、正直少しウザかったです。

そういえば、前にシンシンを連れてビールを飲みに行った時もこの構図(右写真)でした。

今回のテツの距離が明らかに近いことがお分かりになるかと思います。

贅沢な「一軒家」レストラン

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中央通りを進み、銀座2丁目の交差点を右へ。
ティファニーの裏手に凛とたたずむこちらが、今回の目的地「銀座ロビー」です。

実はこのお店、7つのフロアすべてにコンセプトがあって、フロアごとに異なる時間を過ごすことができるという、贅沢な一軒家レストラン。
「一軒家」というより、「一棟」レストランと呼ぶほうが特徴が際立つかもしれません。

今日は男ふたりでじっくり語ろうということで、3階を選ぶことにしました。

和と洋が混在する大人空間

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店内はトラッドな和と洋が混在する、落ち着いた大人の雰囲気。
特にシンプルな内装と天井高のこのフロアは、肩ひじ張らずに食事を楽しみたいときにオススメです。

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中ほどの席に案内され、リラックスモードでドリンクメニューに目をとおし、ギネスの樽生をオーダー。
ふと向かいのテツを見ると、カバンを抱いたまま席でガチガチになり、目は中空の1点を見つめて微動だにしません。

ジン 「ちょいちょい、さすがにそれは緊張しすぎでしょう」
テツ 「はっ…はい!そんな緊張してるわけじゃないです!!」
完全に裏返った声でそう言われても、ねえ…。

しかしテツは、なかなかピュアでかわいいところがあるようです。
純粋さは人を引き付ける魅力のひとつですから、この先成長していくポテンシャルは持っているのかもしれません。

 

まずはビールで乾杯

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ジン 「ようこそガチレポメンバーへ。これから一緒に仕事していく仲間ということで、よろしく!」
二人 「乾杯!」

 

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するとテツが、もろ手でグラスを握りしめ、ぐいぐいビールを飲みはじめるではありませんか。

ジン 「ちょいちょい、そんな一気飲みしなくても!」
テツ 「す、すんません、緊張のあまり…」

見た目は今どきの草食男子ですし、度胸もなさそうなことがわかりましたが、やはりピュアでいいやつなのかもしれません。

料理、ときどき会話、のち独り言?

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まずは「百合根とオクラの白和え」(630円)。
ふだん食する機会の少ない百合根の歯ごたえが心地よく、独特の渋みも繊細でおいしく感じられました。

 

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つづいて出てきたのが、「聖護院大根の関東煮 」(740円)。
京野菜の聖護院大根を、関東風のだしで煮込んだ東西のコラボレーションメニューです。
箸がサクッととおり、歯を立てずにほぐれていくやわらかさに感動!
まろやかな甘みには、素材そのものの味を食べている実感があります。

テツ 「上品ながらも、深みがありますね。。。」
ジン 「そ、そうだね。その言い回しはすごく浅い感じがするけどね…」

まだこれからの若手の表現力では、その魅力を十分にお伝えできなかったかもしれませんが、目、舌、のど、体のいたるところで愉しめる料理です。

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3品めは「牡蠣の酒蒸し」(980円)。
蒸し上げたばかりの土鍋を開けると、透きとおっただし汁のなかにぷりっとした牡蠣の姿が!
こちらも味付けはシンプルなのですが、その分、一番味わいたい牡蠣のコクが存分に感じられておいしかったです。

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テツ 「上品ながらも、深みがありますね」
ジン 「そ、そうかもね。たしかに間違ってない気はするけどね…」

同じフレーズが飛び出してきましたが、テツの数少ないボキャブラリーの中で、最上級の褒め言葉だと思います。

 

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こちらは、私がリクエストした「寒鰤のみぞれステーキ」(1280円)。
肉厚のブリの、ギュッと引き締まった歯ごたえに加えて、ソースを思わせる濃いめのタレと、大ぶりのガーリックチップが「ステーキ感」を演出しています。

ジン 「これはカンタンな例だけどさ、なんとなく『ステーキ感』で済ますんじゃなくてさ、そう思わせる構成要素を考えて言葉にするのが大事なんだよ」

 

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…ってオマエ!なんで皿ごと…

このブリ、オレが頼んだんだぞ…

話も聞かないで「食い」に走りやがって…

このブリ、オレが頼んだのに…

 

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気を取り直して、5皿めは「黒毛和種 増田牛と万願寺唐辛子の山椒焼」(1580円)。
一言でいえば“野菜の牛肉ロール”なわけですが、こちらも京野菜の万願寺唐辛子を使っているそうです。
一般的なアスパラやいんげんとは違った、ハリのあるシャキシャキ感が新鮮でした。

ジン 「京野菜を使ったメニューが多いのはさ、京都に系列店があってさ、同じ味を東京でも再現できるように、素材やレシピをシェアしてるからなんだってさ」

と、先輩らしく豆知識を共有してみたのですが、

 

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テツ 「これウマいっす!めちゃんこウマいっす!!」
ジン 「ちょいちょいちょい!ウマいのはわかるけど、少しは先輩の話を聞けよ…いつのまにかオレの独り言になってるじゃん!」
テツ 「す、すんません!めちゃんこすんません!!」

 

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会話にならない苛立ちを抑え、6品めの「茨城産 常陸牛しぐれの釜めし」(1300円)でシメることにしました。
余計な味付けをせず、厳選素材を丁寧に炊き上げた釜めしは、混ぜ合わせたときの色合いも鮮やか。
京漬物と赤だしも添えられて、きちんと食事をシメたという満足感があってよかったです。

 

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ジン 「東京にいるとさ、全国各地の逸品が食べられるのは嬉しいことだけどさ、じゃあ東京のオリジナルって何だろう?とか思うよね」
テツ 「オリジナルですか?やっぱり『東京タワー』じゃないっすか?」

もはや会話にならないことを学習し、独り言のつもりではありましたが、意外にも真に受けられ、しかも全くかみ合わなかったことで、ダメージ倍増のお開きとなりました。

会話の内容は、さておき、「銀座ロビー」の和の逸品料理の美味にすっかり癒されました。

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ちなみに、このお店の一番の名物は「桜肉鍋」ですが、
いただくには事前の予約が必要なので、次の機会にとっておくことにします!

「期待」と「不安」

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テツ 「ジンさん、今日は本当にご馳走さまでした!これからお仕事頑張って、ボクも早くジンさんみたいな銀座の似合うかっこいい男になりま~す!」
ジン 「う、うん…その軽さが気になるけど、が、頑張ってね…」

テツは、会話もそこそこにたらふく食べて、満足そうな笑み。
ご馳走する身として悪い気はしませんが、彼のコミュニケーションスキルに一抹の不安を覚えたことは否めません。

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お店を出るなり、来たときと見違える軽やかさで駆けだすテツ…。
素直なところはこれから期待できる素質ではありますが、あまりに単純で調子(だけ)がいいところは正直、不安材料です。。。
長所と短所、期待と不安、うらはらなものですね。

まあ、これも何かの巡り合わせ。一緒に頑張っていこうと思います。

みなさま、今後のテツの活躍?に期待してください。

 

お通し きんぴらごぼう
ギネス樽生 850円×2

百合根とオクラの白和え 630円
聖護院大根の関東煮  740円
牡蠣の酒蒸し 980円
寒鰤のみぞれステーキ 1280円
黒毛和種 増田牛と万願寺唐辛子の山椒焼 1580円
茨城産 常陸牛しぐれの釜めし  1300円

9,746円

1時間30分

今日の料理★★★★★

今日の会話?????

 

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